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大学院入学を希望する方へ

ここで説明する内容は、主として、大学院環境学研究科・社会環境学専攻・地理学講座に入学しようとする学生向けに書かれています。

学部生は、名古屋大学情報文化学部社会システム情報学科に入学し、その後、3年次に社会地域環境系(地理学と社会学の教員からなる教育系)に進学し、かつ地理学的な内容で卒論を執筆する計画を立てた場合、私の指導を受けることが可能です。文学部地理学教室の学生に関しては、集団指導体制をとっているので、主指導教員はいません。しかし私は、文学部の人文地理学の卒論演習も担当しているので、相談がある時は遠慮無く研究室に来てください。

名大地理学の指導体制

名古屋大学大学院で地理学を学ぶには、大学院環境学研究科・社会環境学・地理学講座(以下、地理学講座)に入学する必要があります。地理学講座では、地形学(堆積学・変動地形学)と人文地理学全般を学ぶことが可能です(なお、地球環境学専攻・大気水圏科学系では、気象・気候学および水文学が学ぶことができます)。地理学講座は、集団指導の体制をとっているので、スタッフ全員が指導教員(主指導教員1名を選び、残りのスタッフ全員が副指導教員)となります。学生は地理学講座の全メンバーが出席する「地理学総合セミナー」に参加し、それ以外に、主指導教員のセミナーなどで研究指導を受けます。また、ほとんどの院生は副指導教員のセミナーも受講しています。このような集団指導体制は、アカデミック・ハラスメントや教員の個人的な考え方を学生に押しつけることを防止する役割を果たしています。

「地理学総合セミナー」では、調査結果の報告よりも、研究の目的や手法の妥当性について中心に議論することを目的としています。したがって、日頃から多くの文献を読み、また学会や研究会に積極的に参加して、「なぜその研究を行う必要があるのか」といった研究の意義を明解に説明できるように準備しなければなりません。「地理学総合セミナー」での発表は、院生にとって試練の場ですが、このような厳しいセミナーを経験することによって、地理学講座の博士後期課程の院生の多くは日本学術振興会の研究員として採用され、また学位を取得後した後は、ほぼ全員が大学教員や省庁研究所の研究職として就職していきます。名大地理学講座出身者が活躍している背景には、指導教員の専門にとらわれずに幅広い知識を修得できる機会と自由に議論を交わせる環境、そして基本をしっかり身につけることができるセミナーが機能しているからだと言えます。

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指導可能な領域

私が主指導教員として受け入れ可能な領域を下に記します。この研究テーマと研究対象地域と大きく外れている学生の受け入れは困難です。ただし、個人的に実施している(もしくは実施していた)「焼畑」「納豆」「線香」「契約栽培」「バックパッカー」などの研究で受け入れることが可能な領域もあります。毎年5月に大学院説明会が開催されているので、ご参加ください。また希望があれば随時面談などを受け付けます。大学院の入試を受ける前には、かならずコンタクトしてください。

研究テーマ

  • 生業変化
  • 地域資源管理
  • 人口動態と生業変化の関係
  • 土地利用変化
  • 人と生き物の関係
  • モノから捉える地域間関係
  • 開発と空間変容

研究対象地域

  • 日本国内
  • 東南アジア大陸部(ラオス、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、中国雲南省)

  上記以外の地域については、「テーマ」との兼ね合いで応相談

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指導学生

名古屋大学に着任(2009年4月)してから、私が主指導教員として指導した(現在指導している)大学院生の研究テーマを記します。参考にしてください。

修了生

2015/09修了
博士(地理学)『ラオス北部における山地および低地住民の生業変化』(現在:ラオス国立農林業研究所・研究員)
2015/03修了
修士(地理学)『ネパール西部農村におけるチベット難民の生計戦略』(現職:名古屋市・職員)
2014/09修了
修士(地理学)『和歌山県串本町における地先漁業と漁場の共同管理』(現在:博士後期課程在学中)
2012/03修了
修士(地理学)『北海道の草ばん馬大会-担い手の社会関係と地理的分布に着目して-』
2011/03修了
修士(地理学)『ラオス中部農村におけるキュウリ契約栽培』(現在:本田技研工業株式会社)
2010/03修了
博士(環境学)『タイにおける酸性硫酸塩土壌の生成と地形環境に関する研究』(現在:タイ農業共同組合省土地開発局・研究員)

在学生

2016/04入学
博士前期課程「地先漁業・漁場と陸域の生業との関係」(金沢大学卒)
2015/10入学
博士後期課程「ラオス北部山地部の生業変化」(ラオス国立農林業研究所研究員・AIT修士修了)
2015/10入学
博士後期課程「ベトナム山地部の持続的生業」(ベトナム国家大学ハノイ校自然科学大学、学部・大学院修了)
2015/04入学
博士前期課程「生き物と人間の関係:大型家畜と生業」(名古屋大学情報文化学部卒)
2015/04入学
博士前期課程「観光地理学:バックパッカーに関する研究」(愛知教育大学卒)
2014/10入学
博士後期課程「地先漁業と漁場の管理」(立教大学文学部卒、名古屋大学大学院環境学研究科修士修了)

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