Learning from the Fields

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横山 智 [名古屋大学大学院環境学研究科 教授 博士(理学)]

Prof. Satoshi YOKOYAMA Ph.D. [Graduate School of Environmental Studies, Nagoya University]

名古屋大学で地理学の研究を実施している横山 智の個人ホームページです。自然と人間活動の相互関係を解明するために、東南アジア大陸部において、グローバル化に伴う土地・森林利用、自然資源利用、人口動態、食文化の変化に関する調査研究を実施しています。サイト名“Learning from the Fields”は、「フィールドから学ぶ」という意味です。このサイトでは、現地の自然や人びとから多くのことを学んで得られた研究成果を紹介いたします。

専門分野: 文化地理学(伝統的社会の文化生態学, 政治生態学, 食文化)/東南アジア地域研究(特にラオス)

拙書『納豆の起源(NHKブックス No.1223)』NHK出版(2014年)で紹介した写真をカラーで紹介する特別ページを開設しています。東南アジアとヒマラヤの納豆をのぞいてみたい方は『納豆の起源』特別サイト(スマホ非対応)にお入りください。

Exhibition_Doing Fieldwork on Fermented Foods in the World

名古屋大学博物館 第28回特別展『世界の発酵食をフィールドワークする』

<終了しました>2022年3月22日-9月24日(主催:名古屋大学博物館/共催:岐阜大学応用生命科学部)

発酵のメカニズムなど誰も知らない昔から、人類はそれぞれの地域で様々な発酵食をつくってきました。こうした発酵食の文化や技術を研究するため、研究者たちは現地に滞在して調査するという「フィールドワーク」を続けています。 この展示では、世界各地でつくられる発酵食をテーマに、それをつくり利用する人間の営みや発酵食と社会との関係について、私が代表となっている科研費のメンバーを中心とした研究者による調査の成果を紹介します。博物館の展示では、図録を製作するのが一般的ですが、我々は少し変わった試みとして、本特別展の内容と完全にリンクした書籍『世界の発酵食をフィールドワークする』を農文協から刊行しました。書籍の詳細は下の情報を参照ください。

展示期間中、講演会を7回開催し、全て終了致しました。大変多くの方々にご参加いただきました。お礼申し上げます。

展示に来られなかった方は、ぜひ特別展のWebサイトで、バーチャル展示をお楽しみください。

Book_Doing Fieldwork on Fermented Foods in the World

横山 智編『世界の発酵食をフィールドワークする』農山漁村文化協会

2022年1月28日発売、240ページ、2090円(税込)

名古屋大学博物館での特別展の開催に合わせて、農文協から書籍を刊行しました。本書を読むと特別展をもっと楽しむことができます!

世界各地で、農畜水産物を長期に保存したり、うま味を醸し出す発酵食を調味料として利用したり、栄養豊かな発酵食を主食としたりする人間の営みにフォーカスを当て、地域の食文化における発酵食の位置づけ、発酵食と社会との関係を明らかにしました。

取り上げた地域は、日本、モンゴル、カンボジア、タイ、ラオス、ミャンマー、ネパール、エチオピア、アフロ・ユーラシアの乳加工品をつくる地域。そして、インジェラ、エンセーテ、納豆、ナレズシ、塩辛、魚醤、後発酵茶、馬乳酒、チーズ、バター、醸造酒、餅麹などの発酵食品を取り上げています。

農文教「編集室からとれたて便」に、カラー写真、目次、試し読み、書評などの詳細な情報がありますので、ぜひご覧ください。

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横山 智『納豆の食文化誌』農山漁村文化協会

2021年6月23日発売、301ページ、2970円(税込)

納豆はご飯のおかず? 調味料? 味噌、醤油と並んで和食に欠かせない納豆は、アジア全域でもおなじみのソウルフード。でも各地の納豆を見れば、トウチや魚醤と同じく調味料としてや、チーズがない時期の代用品として使われたり、植物の葉や段ボール箱の中で自然発酵させたり……地域によって納豆の姿はさまざま。日本では、かつて「ハレ食」だったのが、現在は健康食として、伝統食材としても見直され始めています。地域や時代につれて変遷をとげる「アジア・日本の納豆」の深い世界を、豊富な写真や図版とともに伝えます。

農文教「編集室からとれたて便」に、カラー写真、目次、試し読み、書評などの詳細な情報がありますので、ぜひご覧ください。

新 着 情 報

2022/11/20
『令和4年度 鶴岡致道大学(第6講)』にて招待講演「世界の発酵食をフィールドワークする~たかが納豆、されど納豆」を行いました。
2022/11/16
『照葉樹林文化研究会 2022年集会(オンライン開催)』にて招待講演「アジア・ヒマラヤの照葉樹林帯の納豆」を行いました。
2022/11/14
『地理学評論』第95巻第6号に『納豆の食文化誌』の書評(松山 洋先生)が掲載されました。
2022/11/06
Springerの書籍"Environmental Degradation in Asia: Land Degradation, Environmental Contamination, and Human Activities"に、大学院生D1のオトゴンバヤル・ムンフドゥラムさん他との共著論文'Detection of Anthropogenic and Environmental Degradation in Mongolia Using Multi-Sources Remotely Sensed Time Series Data and Machine Learning Techniques'が掲載されました。
2022/10/26
『人文地理』第74巻第3号に『世界の発酵食をフィールドワークする』の書評(野中健一先生)が掲載されました。
2022/10/26
『人文地理』第74巻第3号に『納豆の食文化誌』の書評(中村周作先生)が掲載されました。
2022/10/17
月刊『日本の学童ほいく』(2022年11月号)に「そうなんだ!! 世界納豆探訪」が掲載されました。
2022/10/17
名古屋大学環境総合館でInternational workshop on “Changing landscapes and livelihoods in Southeast Asian Massif”を開催いたします。
2022/10/11
『アジア・アフリカ地域研究』第22巻第1号に『世界の発酵食をフィールドワークする』の書評が掲載されました。
2022/10/09
2022年10月9日の東京新聞/中日新聞 に「納豆の食文化」(サンデー版「大図解シリーズ」No.1581)が掲載されました。私が取材協力し、コラムも掲載されています。
2022/10/05
古今書院『地理』(2022年10月号)に『世界の発酵食をフィールドワークする』の書評が掲載されました。
2022/09/16
環境学研究科の広報誌『環 KWAN』43号(2022年9月)の「環境学の授業拝見!」で私が担当している人文地理学セミナーが掲載されました。
2022/08/24
『日本農業新聞』2022年8月21日あぜ道書店に『世界の発酵食をフィールドワークする』の書評が掲載されました。
2022/07/31
名古屋大学博物館 第28回特別展『世界の発酵食をフィールドワークする』の講演会、全7回開催が終了しました。毎回たくさんの方々(対面50名+ウェビナー120〜140名)に参加して頂き本当にありがとうございました。最終回は私も「アジアの納豆から日本の納豆を捉えなおす」と題する講演を行いました。特別展は、9月24日まで開催しておりますので、まだご覧いただいていない方は、足を運んでいただければ嬉しいです。なお、開催日・時間など、変更になっておりますので、詳しくは名古屋大学博物館のHPでご確認ください。
2022/07/19
朝倉書店から私が項目「気候と食文化」を執筆した『図説 世界の気候事典』が刊行されました。
2022/07/10
前川健一さんによる『世界の発酵食をフィールドワークする』の書評「フィールドワークは、文句なくおもしろくて、楽しいぞ!」と若者を世界に誘い出すが味の素食の文化センター『vesta』127号に掲載されました。
2022/06/18
大会実行委員長となっている『日本熱帯生態学会 第32回年次大会』@名古屋大学で「焼畑の伐採作業に関する一考察:ラオス北部ルアンパバーン県ゴイ郡H村を事例として」を口頭発表いたしました。
2022/05/17
5月27日(金) 17:00~19:00に「Kimchi, Durian, Cardamon,,,(新大久保駅直結)」で開催される『東海国立大学機構×K,D,C,,,「食と農」領域オープンイノベーションコミュニティ(FAOIC)キックオフイベント』のトークセッションに参加いたします。当日は、現在開催中の名古屋大学博物館 第28回特別展『世界の発酵食をフィールドワークする』の企画の背景とか、納豆の研究についてお話したいと思っています。現地もしくはオンラインの参加は、上のリンクからお申し込みください。
2022/05/16
6月18日(土)〜19日(日)に名古屋大学で開催される『日本熱帯生態学会 第32回年次大会』のプログラムが公開されました。非会員でも参加可能です(申し込みは5月20日まで)。一般発表/ポスター発表だけではなく、シンポジウム『熱帯からの新種報告最前線』やサテライト企画『フィールドワークと月経をめぐる対話:熱帯に暮らす人・動物・フィールドワーカー』など、興味深いイベントも開催されます。奮ってご参加ください。ちなみに、私も18日に「焼畑の伐採作業に関する一考察:ラオス北部ルアンパバーン県ゴイ郡H村を事例として」と題する口頭発表を行います。
2022/04/19
『サンデー毎日』(5/1号)に『世界の発酵食をフィールドワークする』の書評SUNDAY LIBRALY「食べて 飲んで 読む」(木村衣有子さん評)が掲載されました。
2022/04/08
名古屋大学博物館 第28回特別展『世界の発酵食をフィールドワークする』の全7回の対面での講演会はすべて満席になったため締め切りました。オンラインでの参加は可能です。ご参加お待ちしております。
2022/03/20
オンライン開催された2022年日本地理学会春季学術大会で「ラオス北部遠隔農村における人口動態と水田所有」についてポスター発表をいたしました。
2022/03/01
名古屋大学博物館 第28回特別展『世界の発酵食をフィールドワークする』 第1回・第2回の講演会(対面・オンライン同時開催)の申込みが始まりました。無料で参加できます。
2022/02/25
日本熱帯生態学会ニューズレター126号に小坂康之氏(京大ASAFAS)による『納豆の食文化誌』の書評が掲載されました。
2022/01/28
農山漁村文化協会から私が編者となった『世界の発酵食をフィールドワークする』が刊行されました。
2022/01/13
私が企画した、名古屋大学博物館 第28回特別展『世界の発酵食をフィールドワークする』のチラシが完成し、名古屋大学博物館のHPに掲載されました。開催期間は、2022年3月22日-9月24日の約6ヶ月間です。期間中、講演会を7回、合計14講演を予定しています。どれも、興味深い内容ですので、奮ってご参加ください。
2021/12/17
西日本新聞「おすすめ読書館 765」に『納豆の食文化誌』の記事が掲載されました。
2021/10/16
食品科学新聞社から刊行されている月刊誌『フードケミカル』の2021年10月号に寄稿した「東南アジアとヒマラヤの多様な納豆」が掲載されました。
2021/09/19
『北海道新聞』(2021/9/19)「ほん」に『納豆の食文化誌』が紹介されました。
2021/09/13
『日本農業新聞』(2021/9/13)「あぜ道書店(書評欄)」に川瀬美加さんによる『納豆の食文化誌』の書評が掲載されました。
2021/09/11
『サンデー毎日』(2021/9/19号)「今週の新刊」に岡崎武志さんによる『納豆の食文化誌』の書評が掲載されました。
2021/08/18
農文協『うかたま』Vol.64に、オンラインのインタビュー記事「日本とアジアの納豆のはなし」(pp.72-74)が掲載されました。
2021/08/18
オンライン開催された第34回 国際地理学会議(IGC: International Geographical Congress)でラオス北部の山地部から盆地部の人口移動と水田獲得について発表いたしました。
2021/08/14
『朝日新聞』(2021/8/14)に藤原辰史さん(京大・人文研)による『納豆の食文化誌』の書評が掲載されました。朝日新聞社の「好書好日」に全文が掲載されております。
2021/08/12
アジアに関する最新書籍を刊行した著者とトークを行う「ブックトーク・オン・アジア」(京都大学東南アジア地域研究研究所編集室)に出演し、『納豆の食文化誌』(農文協、2021年)について話しました。
2021/08/08
『東京新聞』(2021/8/7)に『納豆の食文化誌』が紹介されました。(同記事は、8/8に『中日新聞』にも掲載されました。)
2021/08/02
『下野新聞』(2021/8/1)に『納豆の食文化誌』が紹介されました。(同記事は、8/8に『熊本日日新聞』にも配信されています。)
2021/07/06
『地理空間』 14(1)に村上繭子さん(文学部卒業生)と私の共著論文「食文化の商品化とその真正性-フランス・リヨンのブションを事例に-」が掲載されました。
2021/06/23
農山漁村文化協会から『納豆の食文化誌』が刊行されました。納豆に関する書籍は2冊目となりますが、前著『納豆の起源』(NHKブックス)とは違う視点で執筆しており、新しくベトナム、インドネシア、ブータン、国内の納豆についても記しております。また、幻のラオスのピーナッツ納豆も・・・。すごく地道で時間がかかり、かつ非効率な「地域間比較」という研究手法を一つのモノ(納豆)を対象にして実施することを究極まで追求しました。この手の書籍は、大体が文献を用いた地域間比較なのですが、私の場合、全て自らのフィールドワークで得た調査データを使って論じています。今の時代、地理学者や地域研究者も地域間比較なんてやらないし、文化人類学者もこんなことやらないでしょうね。まぁ、完全に時代遅れの研究方法ですが、もし機会があればお手にとって、ご笑読いただければ嬉しいです。
2021/04/30
中尾佐助に関する企画展「もっちり・ネバネバの森 植物学者・中尾佐助のインパクト」が滋賀県東近江市『探検の殿堂』で5月1日(土)から始まります。関連イベントとして、7月18日(日) 午前10時15分~正午にサイエンスカフェ「納豆の起源 知らネバ…」(定員20人、応募多数の場合は抽選)で、私がお話をさせていただきます。お近くの方は是非聞きにきてください。同時にオンラインでも配信します。申し込みは『探検の殿堂』のホームページをご覧ください。
2021/04/30
昨年度末(2021/3/31)に日本地理学会 2020年秋季学術大会のシンポジウム「総合的学問領域としての地理学の成果と展望」の報告書がE-journal GEOにアップされておりました。お知らせが遅くなり申し訳ございません。
2021/04/06
科学研究費補助金の基盤研究(A)に「アジア発酵食文化圏の再構築を目指す学際的研究」が採択されました。
2021/04/02
名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部が、YouTubeに名古屋大学の研究を紹介する「名大研究フロントライン/Nagoya U Research FRONTLINE」に私の研究が紹介されました。「Vol.8 驚きのアジア発酵食文化〜納豆研究からフィールド発酵食品学へ〜」です。是非、ご覧ください。
2021/04/01
本日付けで、名古屋大学環境学研究科の副研究科長を拝命いたしました。環境学研究科のような異なる専門分野の研究者から成る大きな組織をまとめた経験に乏しいので、部局構成員と大学院生の皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、2年間、精一杯職務を全うしようと思います。よろしくお願いいたします。
2021/02/17
令和2年度東南アジア地域研究研究所共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」年次研究成果報告会において、第2部総合討論でディスカッサントとして登壇します。
2021/02/15
ホームページを一新しました。昔のホームページは13年前に公開したもので、スマホに対応していませんでした。スマホに対応するためのレスポンシブHTMLを少しづつ勉強して、HTML4からHTML5に変更して、ようやく完成しました。納期に追われる仕事の合間を見ながら、寝る前に少しづつタグを書くような作業だったので、正味、1年ぐらいかかりました。今日も原稿の催促メールがあったので、ホームページに時間をかけられないので、しばらく、このデザインで情報発信いたします。様々な不具合があることは承知しております。これから少しづつ解決していきます ^^;)
2021/01/06
"Geographical review of Japan series B" 93(1)に庄子元講師(青森中央学院大)、吉田国光准教授(金沢大)、Assc. Prof. Eric C. Thompson(シンガポール国立大)との共著論文 'Transition of Farmland Use in a Japanese Mountainside Settlement: An Analysis of the Residents' Career Histories'が掲載されました。