沿革

 名古屋大学地理学教室は、1950年4月に文学部史学科地理学講座としてスタートしました。当時のキャンパスは名古屋城内にあり、地理学教室は旧歩兵第六聯隊兵舎を利用していました。この建物は、今も明治村に保存されています。
 1950年代半ばから教員4名体制が確立、1963年には現在の東山キャンパスに移転し、充実した環境の中で先進的な研究教育活動を行い、多彩な人材を輩出してきました。
 2001年には、大学院環境学研究科の設立にともない本拠を新築の環境総合館に移すとともに、大学院は3名の教員を加えて7名体制となりました。
 そして2017年には、大学の学部改組に伴い、情報文化学部の教育を担っていた教員2名が、文学部に移ることになりました。これまで、地理学の学部教育は、文学部と情報文化学部の2つの学部で担っていたのですが、学部での地理学の教育が文学部に一本化されることになり、今日に至っています。

明治村

明治村に移築された旧歩兵第六聯隊兵舎

設備

図書

 環境総合館の地理学教室内および文学部の書庫に地理学関係の和書・洋書を揃え、教室内で貸与管理をしています。また、中央図書館には、国内外の学術雑誌のバックナンバーが揃っており、現在は電子ジャーナルでほぼ全ての主要な地理学関係の学術誌を読むことができます。

研究室・情報室

 環境総合館には、大学院生用の研究室があり、机と本棚が用意されています。365日24時間の利用が可能です。大学院生は、各自のPCをネットに接続することができます。また、研究に必要な高価なソフトウェアがインストールされている共用PCが4台あり、大学院生はそれらのPCを自由に使うことができます。なお、名古屋大学ではESRI社とサイトライセンスの契約を結んでいるため、学生はArcGISを無料で使うことができます。
 休憩や昼食を取るだけではなく、学生が相互に議論を交わすためのスペースがあり、そこには最新の学術雑誌とA3カラー複合機が置かれています。複合機によるコピーとネットワーク経由の印刷は、研究・学習目的であれば、上限無しで自由に使うことができます。
 環境総合館の地理学教室情報室には、空間分析に必要な以下のPCおよび周辺機器が備えられています。学部生と大学院生は自由に使うことができます。

  • Windows PC 12台
  • モノクロレーザープリンタ 1台
  • カラーレーザープリンタ 1台
  • 大型プリンター(PX-H10000) EPSON
  • 大型スキャナ[A0対応](CSX300) GRAPHTEC
  • A3 カラー複合機(ApeosPort -V C6685) XEROX
院生室
お茶部屋

実験室・フィールド機材

 環境総合館および文学部棟には、自然地理学(地形学)の研究に必要な以下の実験施設・装置・フィールド機材を備えています。

  • ドラフトチャンバー(ヒュームフード)(RFS120) YAMATO
  • 定温乾燥機(DX-61) YAMATO
  • 汎用電子天びん(GF-200) AND
  • パーソナル電子天びん(EK-6100i) AND
  • 生物顕微鏡(BH2) OLYMPUS
  • GNSS受信機(ProMark 120) ASHTECH
  • 地中レーダー(GPR)
  • レーザ測量機
  • ランドストリーマー
  • 観測用ドローン(Mavic3Multispectral / Mavic3) DJI
  • 分光放射計(MS-730) EKO
  • ハンディジオスライサー 復建調査設計
  • ハンドオーガー
  • オートレベル
実験室2
ドローン

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