大学院生 Graduate Students

 氏名の後ろに*印が付してある学生は10月入学で、他は4月入学です。
 Students with an asterix (*) after the name are October admission and others are April admission.

博士後期課程(博士課程) Doctoral Students

河村 光 (Mr. Hikari KAWAMURA)

Kawamura
Fellowship
東海国立大学機構融合フロンティア次世代リサーチャー
Degree
修士(文学) [岡山大学]
Study Field
人文地理学(水環境、環境保全)
Profile
水環境の保全や利活用が行われている現在において、その保全の形態や保全される過程に関心があります。修士論文では、福井県大野市の水環境について、地元住民がどのように保全の対象とみなし、働きかけるようになったのかを明らかにしました。今後は、水環境保全に関わる団体の組織や他の機関との協働について解明していきたいと考えています。
Publications
1) 河村 光 2023. 福井県大野市の住民による地下水管理と自治体行政との関係. 地理学評論 96(2), 125-145.

志村 理 (Mr. Osamu SHIMURA)*

Shimura
Fellowship
東海国立大学機構融合フロンティア次世代リサーチャー
Degree
修士(地理学) [名古屋大学]
Study Field
人文地理学,外国籍児童,国籍とエスニシティ
Profile
新潟県上越市出身。国境を越えた移住現象が当事者である移民,特に周縁化されている子どもたちの教育にもたらす影響に地理学がいかにアプローチできるかを考えています。日本における主要エスニック集団の1つである在日ブラジル人が集住する愛知県をフィールドに,名古屋市内における日本語教室・学習支援でのボランティアにも参加しながら研究をおこなっています。

植田 元気 (Mr. Genki UEDA)*

Ueda
Degree
修士(政策科学) [立命館大学]
Study Field
人文地理学(キーワード:地理情報、感染症、リスク社会学)
Profile
筑波大学第二学群生物資源学類卒。立命館大学公務研究科修了。感染症の拡大の要因を交通ネットワークや都市の特徴など多角的な側面から分析しています。また感染症拡大下での都市空間における人間の活動に対する行政の介入や、感染症と共存するための都市空間、公共空間のあり方について興味を持って研究をしています。

セルディヤンジブ・ナランゲレル (Mr. SERDYANJIV Narangerel)*

Narangerel
Fellowship
The Asian Satellite Campuses Institute, Nagoya University (名古屋大学アジアサテライトキャンパス学院)
Degree
Master of Geography [National University of Mongolia (モンゴル国立大学)]
Study Field
Physical Geography, Geomorphology and Tectonic geomorphology, Natural disaster and GIS mapping
Profile
Born in Ulaanbaatar which is capital city of Mongolia. Graduated from the Department of Geography, National University of Mongolia. I am working on joint project of Natural disaster of Khovd province in Mongolia and Ulaanbaatar active fault study since 2017 and 2018 under instruction of professor Yasuhiro Suzuki. And my research purpose is carrying out to create a natural hazard mapping in high natural risk places of Mongolia with the help of Geographic Information System. Further, the results of this study to provide the interested all type parties with real scientific information in this field and thus to prevent natural disasters in densely populated areas. Currently, I am working at division of Physical Geography and Environment of institute of Geography and Geoecology in Mongolian Academy of Sciences.

岩月 健吾 (Mr. Kengo IWATSUKI)

Iwatsuki
Fellowship
東海国立大学機構融合フロンティア次世代リサーチャー
Degree
修士(環境学) [名古屋大学]
Study Field
民俗、自然に関する知識・技術、資源利用、生き物文化
Profile
人々が地域の自然や動植物とどのような関係を構築して生活しているのか、ということに関心を持ち、民俗や自然資源利用、自然に関する知識・技術などに注目して研究を行っています。現在は、野生のクモを採集して闘わせる伝承自然遊び「クモ相撲」を取り上げ、今も行事としてクモ相撲が親しまれている地域を対象に、人間とクモ、人間と自然との多様な関係を理解しようとしています。
Publications
1) 岩月健吾 2024.「加治木のくも合戦」参加者が持つ民俗知の体系. 地理学評論 97(4), 223-251.

楊 書偉 (Ms. Shuwei YANG)

Yang2
Fellowship
The THERS Interdisciplinary Frontier Next Generation Researcher (東海国立大学機構融合フロンティア次世代リサーチャー)
Degree
Master of Environmental Management [Kyoto University (京都大学)]
Study Field
Cultural Conservation and Inheritance, Coexistence with Nature
Profile
My research interests lie in the field of understanding the diverse regional cultures rooted in the local natural environment and social contexts particularly through field works. I have been involved in the traditional cultural conservation project of Shiga Prefecture and my master’s thesis focused on the stone lanterns in private gardens made by stonemasons Nishimura Kahei from Meiji to Showa period. My doctoral research plan is to study the cultural transition of ethnic minorities in Yunnan, regarding the changes in housing, livelihood, and lifestyle in the resettlement process and their interrelationships with indigenous culture. New perspectives based on interdisciplinary knowledge and methodologies are expected.
Publications
1) 楊 書偉・落合知帆・深町加津枝 2022. 近江石工・西村嘉兵衛の蓮華寺燈籠と奥の院燈籠の形態的特徴と技術. ランドスケープ研究 85(5), 381-386. DOI: 10.5632/jila.85.381
2) 落合知帆・楊 書偉 2024. 西村嘉兵衛作蓮華寺燈籠の形態的特徴と西江州蓮華寺燈籠の変化に関する考察. ランドスケープ研究(オンライン論文集) 17, 12-21. DOI: 10.5632/jilaonline.17.12

佐野 洋平 (Mr. Yohei SANO)*

Sano
Fellowship
環境学研究科・知の共創プログラム
Degree
修士(法学) [北海道大学]
Study Field
民俗学(主に、山形県置賜地方の草木供養塔)、風土学、地理哲学、アニミズム(主に、岩田慶治論)、まちづくりと地域再生。
Profile
山形県置賜地方に在る草木供養塔(草木塔)を研究しています。研究を通じて、地域における草木との関わりやその考え方、アニミズムとのつながり、風土学や地理哲学が思考する場所性について興味を持って研究しています。また、研究過程での取組みや成果を、まちづくりに活かす試みも実践しています。

嶋本 貴瑛 (Ms. Takae SHIMAMOTO)

Shimamoto
Fellowship
東海国立大学機構融合フロンティア次世代リサーチャー
Degree
修士(文学) [都留文科大学]
Study Field
農業地理学、経済地理学、環境保全型農業
Profile
修士課程では、石川県羽咋市においてどのように自然栽培が受容され、成立していったのかについて明らかにしました。今後は、環境保全型農業の生産・流通構造の多様性に注目し、その成立条件や影響の違いについて地理学の視点で捉えていきたいです。人間が活動の中でどのように社会と経済と環境のバランスをとっていけばよいのか、環境保全型農業の事例研究を通して考えていきたいです。

張 傑 (Mr. Jie ZHANG)*

Jie_Zhang
Fellowship
中国政府・国家建設高水平大学公派研究生
Degree
修士(文学) [武漢大学]
Study Field
海洋漁業集落、環境認知、人間と環境との触合い
Profile
伝統的海洋漁業集落では、環境問題や過疎化などによって、漁師をはじめとする地元の人々の日常生活は前例のない変化を迎えている。フィールドワークを通して、漁業社会の日常生活の実態をナラティヴなレンズから探索し、さらに彼ら(ならでは)の海に対する環境認知を見出し、理解することに今関心を寄せている。

佐藤 篤来 (Mr. Atsuki SATO)

Sato
Fellowship
東海国立大学機構メイク・ニュー・スタンダード次世代研究事業 RESEARDENT
Degree
修士(地理学) [名古屋大学]
Study Field
食料の地理学、社会・経済地理学
Profile
食を介した生産者と消費者の関係性に関心があります。修士論文では、CSA(Community Supported Agriculture)を軸とした食料供給体系の形成メカニズムを明らかにしました。博士後期課程においても、オルタナティヴな食の実践における主体間関係の特性や変容を解明する研究に取り組んでいます。

中島 柚宇 (Ms. Yu NAKAJIMA)

Nakajima
Fellowship
東海国立大学機構メイク・ニュー・スタンダード次世代研究事業 RESEARDENT
Degree
修士(地理学) [名古屋大学]
Study Field
狩猟、野生動物と人間社会の関係、生き物文化、生物地理
Profile
東京都国立市出身。自然、特に野生動物と人間社会の関係に関心があります。学部の卒業論文では、地域の獣害対策と狩猟活動の現状と変化について調査を行い、獣害問題やジビエの利活用推進といった社会的な動きに伴って、地域の狩猟活動がどのような影響を受け、変化してきたか・していくのかについて検討しました。修士課程では、より狩猟活動そのものにフォーカスし、現代日本の狩猟活動において、いかにして狩猟者は行動選択を行い、またその知識や経験はどのように獲得されるのか、といったテーマについて研究していきます。
Publications
1) 中島柚宇 2024. 岡山県美作市における獣害と狩猟活動. 地理学評論 97(3), 163-179.

博士前期課程(修士課程) Master's Students

小島 梨納 (Ms. Rina KOJIMA)

kojima
Degree
学士(国際コミュニケーション学) [椙山女学園大学]
Study Field
人文地理学、伝統的工芸品
Profile
伝統的工芸品とそれを取り巻く産業に関心があります。イランの伝統的工芸品であり、国民の約2割が関連産業に従事しているペルシャ絨毯産業を調査対象にしています。地域の文化や消費者の嗜好により発展してきた伝統的工芸品が、その持続可能な保護と継承のために、今後求められる形について追求します。

青栁 佑哉 (Mr. Yuya AOYAGI)

Aoyagi
Degree
学士(文学) [名古屋大学]
Study Field
自然地理学、減災、津波防災、ハザードマップ
Profile
自然災害、特に津波による被害の軽減に関心があります。卒業研究では、津波避難施設の立地をGISを用いて分析し、複数ケース想定することで現在のハザードマップには現われていない、潜在的に避難困難となる地域を明らかにする研究を行いました。修士課程では分析の精度を向上させ、津波により大きな被害が想定されている地域の減災・防災に繋がるような研究を進めたいと考えています。

堀田 泰嵩 (Mr. Yasutaka HOTTA)

Hotta
Degree
学士(人文学) [三重大学]
Study Field
自然地理学、水害、防災減災
Profile
学部時代は「津波ハザードマップに表れないリスク」というテーマで、家屋の建築構造と浸水深を中心に調査、研究をしました。修士課程では地理学の視点から研究を進めていきたいと考えています。

當麻 央介 (Mr. Osuke TAIMA)

Taima
Degree
学士(理学) [東京都立大学]
Study Field
自然地理学、地理情報科学、地形解析、DEM
Profile
富山県富山市出身です。深層崩壊といった大規模な斜面崩壊場所の予測について興味があります。そのために、DEM(数値標高モデル)の計算にもとづく地形解析を行いたいと考えています。卒業論文では、DEM(数値標高モデル)の計算から、遷急線や山体重力変形地形の抽出を試みました。修士論文では、大規模な斜面崩壊の前兆となりうる地形のより高精度での抽出を行いたいと考えています。

早川 凌矢 (Mr. Ryoya HAYAKAWA)

Hayakawa
Degree
学士(教育学) [愛知教育大学]
Study Field
ジェンダー地理学、男性性、ひとり親世帯、社会福祉
Profile
男性性と空間・場所に関心があります。卒業研究では、仕事と家事・育児の両立を図ろうとするシングルファザーが性別役割分業の意識を内面化していたり、周囲からの男性を他者化するまなざしによって孤立する姿を明らかにしました。修士課程では、ジェンダー(とくに男性性)と地理学に関する知見を深めながら、「性別」というカテゴリーによって生きづらさや苦しさを感じる方々がより生活しやすくなるために貢献したいと考えています。

山本 あゆ夏 (Ms. Ayuka YAMAMOTO)

Yamamoto
Degree
学士(文学) [名古屋大学]
Study Field
自然地理学、環境問題
Profile
環境問題に広く興味があります。卒業研究では特に関心があったサンゴ礁衰退の問題に着目し、沖縄県の石垣島・西表島における赤土流出と海域の濁度との関係について、GISや機械学習を用いて分析しました。修士課程でも同様に環境問題について調査を行っていきたいと考えています。

安 鵬宇 (Mr. Pengyu AN)

An
Degree
学士(理学) [武漢大学]
Study Field
人文地理学(コンテンツツーリズム、花見)
Profile
中国で流行している桜の花見に関心があります。桜は観光や経済への促進効果が期待され、中国の都市で大量に植えられています。桜は広告や文化コンテンツを通して知名度を向上し、他の花では及ばない効果を持つようになりました。観光客がどのように桜を受け入れ、どう消費するかなどに着目して、将来の花に関する観光資源開発のために研究したいと考えています。

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